第34章 味方をかき集める

「どうやら工藤さん、私のことをお見通しみたいですね」

中山紗奈はくすりと笑い、さらりと言った。

「工藤さん、耳の痛いことを言いますけど……安藤さんという後ろ盾がいるとはいえ、今のあなたは何も持っていない。私に命を懸けろと言われても――まだ、その器じゃないです」

「じゃあ、どうしたら“器”になる?」

工藤達央は笑みを崩さずに問い返す。

「少なくとも、あなたが私に“腕を振るえる舞台”を用意できるって、信じさせてください」

中山紗奈は視線を細めた。

「驚くほどの医術を持っているのは認めます。でも、それだけじゃ足りない。……この話は、また今度にしましょう」

「分かった。いつでも待って...

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